「朝起きると首や肩が重い」「いびきが気になる」「どの枕を買えばいいかわからない」――そんなお悩みは、枕が自分に合っていない可能性があります。本記事では、枕の高さ・素材・形状・お手入れのポイントをわかりやすく解説し、あなたに合った枕の選び方を紹介します。
なぜ枕選びが睡眠の質に直結するのか
枕は、寝ているあいだに頭と首を支え、脊椎(背骨)のカーブを自然な状態に保つ役割があります。合わない枕を使うと首が曲がったり、寝返りが打ちづらくなったりし、結果的に睡眠が浅くなります。
枕の役割
- 頭と首を支えて正しい寝姿勢を保つ
- 肩・首への圧力を分散する
- 寝返りをスムーズにする
枕選びで見るべき4つのポイント
1. 高さ
仰向けで寝たときに、額とあごのラインがほぼ水平になる高さが目安です。高すぎると首が前に出てしまい、低すぎると首が反ってしまいます。横向き寝が多い方は、肩幅の分だけ高さが必要になるので少し高めを選びましょう。
2. 素材・硬さ
- 低反発:包み込まれるような感触。フィット感重視の人に。
- 高反発:沈み込みすぎず寝返りしやすい。肩こりが気になる人に。
- パイプ・そば殻:通気性がよく、音がしても気にならない人に。
- 羽毛:ふんわり感重視・ホテル枕が好きな人に。
3. 形状・サイズ
横向き寝が多い場合はサイドが高くなっているタイプ、いびきが気になる場合は気道を圧迫しにくい形のものが向いています。寝返りが多い人は横幅が広めの枕を選ぶと枕から落ちにくくなります。
4. お手入れのしやすさ
枕は汗や皮脂がつきやすいので、カバーを洗いやすいもの・本体が丸洗いできるものだと衛生的です。「洗える枕」で検索して探すのもおすすめです。
悩み別おすすめの選び方
肩こり・首こりがある人
高さを細かく調節できるタイプや、高反発で首をしっかり支えるタイプが向きます。朝起きたときに首が傾いている人は、今の枕が低すぎる可能性があります。
いびきが気になる人
気道がつぶれないようにすることが大切です。仰向けで頭が沈み込みすぎないものや、横向きでも寝やすい形状のものを選びましょう。
寝返りが多い人・横向き寝が多い人
枕の幅が狭いと寝返りのたびに枕から頭が落ちてしまうため、やや大きめで、サイドが高いタイプが快適です。
枕の交換タイミングとお手入れ
枕の寿命は素材にもよりますが、一般的には2〜3年が目安です。形が崩れてきた、へたりが戻らない、においが気になるなどのサインが出たら交換しましょう。
- 枕カバーは週1回の洗濯
- 本体は月1回ほど陰干しで湿気を逃がす
- 洗える素材は表示にしたがって洗う
まとめ
枕は「どれが人気か」よりも「自分の寝姿勢・体型に合っているか」が最重要です。この記事で紹介した高さ・素材・形状のポイントをチェックしつつ、実際に使ってみて微調整してみてください。

 
  
  
  
  
