「肩こりが治らない」 「足先が冷たい」 「いつも疲れやすい」
こうした悩みの原因、実は姿勢の崩れにある可能性があります。
姿勢が悪い = 血行が悪くなる
✔ 猫背・巻き肩 ✔ スマホ首(ストレートネック) ✔ 反り腰 これらは全て「血液の巡りを妨げる姿勢」です。
つまり、血行を良くしたいなら、マッサージより先に姿勢の見直しが必要なのです。

この記事の目次
なぜ姿勢が血行に影響するのか?
血液は心臓から送り出されていますが、全身に巡らせるには「筋肉のポンプ作用」「横隔膜の動き」「姿勢の安定」が欠かせません。
悪い姿勢が招く3つの問題
- 胸郭が圧迫される → 呼吸が浅くなる
- 背中の筋肉が使われない → 血流ポンプが弱まる
- 神経が圧迫される → 自律神経が乱れる
その結果、血液とリンパの循環が滞り、冷え・むくみ・肩こり・疲労感などの不調につながります。
姿勢別|血行が悪くなる典型パターン
① 猫背(背中が丸まる姿勢)
背中が丸くなると胸がつぶれ、横隔膜が動かなくなります。呼吸が浅くなり、酸素が取り込めないため血流も滞ります。
② 巻き肩(肩が前に入る姿勢)
肩が内側に巻くと、鎖骨・脇下周辺が圧迫され、血流とリンパの流れを妨げます。
③ 反り腰
腰が無理に反っていると、腹筋が使われず代謝が低下。体幹が弱いと巡りが悪くなり、腰痛にもつながります。
姿勢が崩れると“呼吸 × 筋肉 × 神経”が同時に乱れ、血行不良の根本原因になる
血行を良くするための姿勢改善メソッド
① 肩甲骨ストレッチ
肩甲骨は“体のハブ”。動かすほど血流が増え、背中の筋肉が働きやすくなります。
- 腕を大きく回す
- 胸を開くストレッチを行う
- 肩甲骨を寄せて5秒キープ
② 横隔膜を動かす呼吸法
- 鼻から4秒吸う
- 口から8秒吐く
- 肩ではなく、胸とお腹で呼吸する意識
これだけで巡りが大きく変化します。
③ 締め付けないインナー選び
脇・アンダーを締め付けるインナーは血流とリンパの停滞を招きます。姿勢改善と同時に見直すと効果が倍増します。
姿勢改善で得られるメリット
- 肩こり・首こりの緩和
- 手足の冷え改善
- 疲労が溜まりにくくなる
- 呼吸が深くなり睡眠の質向上
- バストラインやボディラインが整う
姿勢は“見た目の問題”ではなく、循環機能の土台です。
まとめ|正しい姿勢は最高の血行改善策
血行を良くする方法はいろいろありますが、根本にあるのは姿勢です。
姿勢が整う → 呼吸が深まる → 血流が巡る → 不調が改善する
この循環こそが、本当の健康づくりです。
まずは1日1分。胸を開き、肩甲骨を動かすところから始めてみてください。

