【専門家解説】インナー選びで“体の巡り”は変わる|血行・リンパ・冷えを左右する下着の選び方

下着

「肩こりや冷えが治らない」 「むくみやだるさが続く」 「なんとなく疲れが抜けない」

その原因、実はインナー(下着)選びにあるかもしれません。

インナーは“肌に触れる最も長時間の衣類”
✔ 脇下・アンダーの締め付け ✔ 素材の伸縮性 ✔ 呼吸・姿勢との相性 これらが巡り(血流・リンパ)に大きく影響します。

つまり、どんなインナーを選ぶかで体調・疲労度・姿勢・バストラインまで変わるのです。


なぜインナーが「体の巡り」を左右するのか?

血液やリンパは、体のすみずみまで栄養と老廃物を運ぶ道路のようなもの。 インナーがそのルートを物理的に塞いでしまうと、巡りが低下します。

巡りが滞ると起こる不調

  • 冷え性・むくみ
  • 肩こり・首こり
  • 疲労の蓄積
  • バストラインの崩れ
  • 睡眠の質低下

これらは「運動不足」や「年齢のせい」ではなく、圧迫と締め付けによる巡りの悪化が原因のことも多いのです。


NGなインナーの特徴

① 脇下やアンダーがきつい

脇には腋窩リンパ節が集中しており、ここが圧迫されると全身の巡りが滞ります。

② ワイヤーが食い込む構造

金属ワイヤーが胸郭を圧迫し、呼吸の浅さ・姿勢の乱れにつながります。

③ 伸縮性が弱く動きにくい素材

動きに制限が出ると筋肉が使われず、巡りが低下します。

インナーの圧迫 = 血行・リンパ・呼吸の妨害
見えない場所の選択こそ健康土台です。


体の巡りが良くなる“理想のインナー条件”

✔ 脇下に圧迫がない設計

リンパの出口が塞がれないことが最重要ポイントです。

✔ ノンワイヤー or 柔軟構造

胸郭を締め付けないことで呼吸が深くなり、巡りが改善します。

✔ 伸縮性の高い素材

動きに追従するインナーは、血流ポンプである筋肉の働きを邪魔しません。

✔ 長時間つけても疲れない着圧バランス

昼夜問わず使える設計は、生活全体の巡りサポートと相性抜群です。


インナーを変えると体はこう変わる

  • 手足の冷えが減少する
  • 肩こり・首こりが軽減
  • 呼吸が深くなり疲れにくい
  • 姿勢が整い、ラインが綺麗になる
  • むくみが改善しボディバランスが整う

つまり、インナーは体の巡りのスイッチと言えます。

体の不調 → 姿勢や運動より先に“インナー”を見直すべき理由
肌に最も近い衣類が巡りを決めているからです。


今日からできるインナー選びの3ステップ

① サイズを正しく測り直す

体型は変化します。数年前のサイズを使用していませんか?

② 1日着て疲れないものを選ぶ

巡りを止めないインナーは、脱いだ時の開放感が少ないものです。

③ 昼夜で使い分ける or 兼用タイプを選ぶ

24時間サポートできるインナーは巡り改善との相性が非常に良好です。


まとめ|インナーは“体調コントローラー”である

食事・運動・睡眠よりも前に、体の巡りを左右するもの。

それがインナーです。
締め付けない構造 × 呼吸を妨げない設計 × 脇下への負担ゼロ
この3つを満たせば、巡りは確実に変わります。

まずは、明日着るインナーから変えてみませんか? 体は正直に変化を見せてくれます。


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